三井物産はこのほど、米国三井物産を通じて、米国で自動車ローン事業を展開するアフィリエイテッド・フィナンシャル社とベイクエスト・キャピタル社(2社併せてAFC社)の87.5%を現オーナーグループから取得することで両社と合意した。
AFC社は全米約40州において、4000以上の正規ディーラーや独立系ディーラーを通じ、一般顧客向けに自動車ローンを提供している。
三井物産は、世界中でロジスティックス、組立製造、ディストリビュータ、ディーラー、そして販売金融と幅広く自動車事業に取り組んでいる。特に米国では、ロジスティックスの100%子会社、トランスフレート社を通じて、トヨタ自動車のジャスト・イン・タイム生産方式を支えている。
三井物産は現在、自動車関連事業に力を入れており、今回の買収もその一環で、米国での同社自動車産業バリューチェーンの強化が目的である。