事故処理中の警官に飲酒運転バイク突っ込む

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25日未明、神奈川県川崎市高津区内の県道で、事故処理を行っていた警官が進行してきたバイクにはねられて重傷を負う事故が起きた。バイクはそのまま逃走しようとしたが、別の警官がこれを阻止。34歳の男をひき逃げの現行犯で逮捕している。

神奈川県警・高津署によると、事故が起きたのは25日の午前1時25分ごろ。同署員が川崎市高津区野川付近の県道で発生した交通事故の処理を行っていたところ、交通整理を行っていた23歳の男性巡査が停止指示を無視して進行してきたバイクにはねられた。

巡査は左足を骨折する全治3カ月程度の重傷。バイクも衝突した弾みで転倒したが、運転していた男はバイクを起こして逃走を試みた。しかし、事故を目撃していた別の警官が加速を開始する前に強制抑止。運転していた34歳の男を業務上過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)の現行犯で逮捕した。

後の調べで、男からは酒気帯び相当量のアルコール分を検出。飲酒運転の容疑でも調べを進めている。

調べに対して男は「会社で酒を飲み、帰宅する途中だった」、「警官に気づくのが遅れて突っ込んでしまった。怖くなったので逃げようと思った」などと話しているという。

《石田真一》

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