三菱ふそうトラック・バスは、8月1日から実施する国内の新販売体制に合わせてアフターサービスを強化すると発表した。便利で安心、安全なアフターサービスの提供を目指す。
サービス体制では、顧客からのニーズが高い土曜営業の年内全拠点実施を目指すほか、日曜・夜間営業も強化する。業種、地域によって日曜・夜間営業のニーズが高まっていることから、主要地域に限定して営業する。
具体的には、今後2年以内に、日曜営業は都市部、夜間営業は主要幹線道路沿いを対象に順次展開する。 現在は、日曜・夜間営業ともに緊急時や顧客の要望がある場合以外は実施していない。
また、安心なサービス体制を提供するため「顧客からの入電後、1時間以内に現場に到着する」体制を構築する。
日曜・夜間の緊急出動拠点数を現在の200から順次拡大し、230にする。
加えて路上故障に幅広く対応できる修理サービスカー(愛称=ムービングピット)を主要94カ所に配備しているが、これを3年以内に60台追加配備する。ムービングピットには、エアコンプレッサー、発電機(兼溶接機)、エンジンオイル 交換機等を搭載し、故障車両のトラブルに幅広く対応する。
さらに、確実で正確な整備作業を実施するため、サービススタッフの整備技術のレベルアップを図る。現在、独自の「サービス技能資格制度」を導入している。
資格制度は整備技術では1級から5級まで5段階に分けて評価、認定するもの。高難度の故障診断技術を有し工場長補佐の能力を有する「整備1級資格者」が現在約70人、特殊装置や複雑な補助機械の整備が十分できる能力を有する「整備2級資格者」が約360人在籍するが、これを4年以内にそれぞれ約120人、 2級資格者を約700人へと引き上げる。