神戸製鋼、アルミ合金で世界最高クラスの強度を達成

自動車 ニューモデル 新型車

神戸製鋼所はこのほど、スプレイフォーミング法による独自の製造技術によりアルミ合金で世界最高強度を達成した。

このアルミ合金は、実用化されているアルミ合金で最も強度が高いウェルダライト合金(スペースシャトル外部燃料タンクに使用されている)に比べて約1割アップの引張強度(710MPa→780MPa)を実現。さらに一般的に強度が増すほど低下する加工性(延性)も、ウェルダライト合金との比較で3倍以上近く向上(破断伸び:5%→14%)した。

現在は試作品段階だが、今後は量産製造技術を確立し、08年度を目標にレーシングカーなどの特殊車両や航空・宇宙機器などに使用される高付加価値部材での実用化を目指していく計画だ。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集