アクサ、韓国の自動車保険会社を買収

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パリに本拠を置くアクサ(AXA)はこのほど、韓国・教保自動車保険の株式を75%取得することで、教保生命保険と合意した。

教保自動車保険は、80万人を超える顧客を保有する韓国のダイレクト損害保険市場のリーダーで、売上高3460億ウォン(約436億円)、30%を超える市場シェアを誇る。

韓国の個人向け自動車保険の市場規模はアジアで第2位に位置し、過去10年間順調に拡大している。そのなかでダイレクト自動車保険は過去5年間でその12%を占めるまでに拡大している。

AXAアジア・パシフィック・ホールディングスのフィリップ・ドネCEOは「韓国のダイレクト損害保険市場は、アジアでも最も成長性が高く発達した個人損害保険市場。教保自動車保険の買収によって、その市場にマーケットリーダーとして参入するという絶好の機会を得ることができた。同社の効率的な事業基盤を有効に活用することで、アジア地域におけるAXAの損害保険事業を一層発展させることができると確信する」とコメントした。

今回の買収によって、AXAのダイレクト損害保険分野の顧客は、世界で200万人を超える。

《山田清志》

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