日本ミシュランタイヤは、トラック用シングルタイヤの『X One』(エックスワン)がエクソンモービルの新型タンクローリーMEUの標準タイヤとして採用されたと発表した。
エクソンの新型タンクローリーMEUは、徹底した軽量化により積載量を増やして輸送効率の大幅な向上を図った。ミシュランのX Oneはこの新型タンクローリーMEUのトラクターヘッド及び昭和飛行機工業と米国HEIL社のトレーラーの標準タイヤとして採用される。
エクソンモービルのグローバルカスタマー・サービス部 フリート戦略部の宮澤清部長は「新型タンクローリーMEUは積載量を増やすことにより、配送回数の削減による効率化を可能にした。ミシュランのX Oneはこのようなエクソンモービルが推進する戦略に見合った製品で、また燃費向上や廃棄タイヤの削減など、環境に対しても優しいタイヤであると確信している」と話している。
ミシュランのX Oneはダブルタイヤをシングル化することで、軽量化による積載量の増加、輸送効率の向上、シャシ設計の自由度の拡大を可能としている。また、部品点数が減る事による車両の生産性も向上が図れる。さらに、タイヤを2本から1本に減らすことによって、廃棄されるタイヤも減り、環境性能も向上する。