7日午前、福岡県大牟田市内にあるJR鹿児島本線の踏切で、普通トラックと下り特急列車が衝突する事故が起きた。トラックは列車に押し出されるようにして横転。運転していた男性が骨折などの重傷を負っている。
福岡県警・大牟田署によると、事故が起きたのは7日の午前10時20分ごろ。大牟田市倉永付近にあるJR鹿児島本線の踏切で、38歳の男性が運転する普通トラックと、下り特急列車(博多発、新八代行き。7両編成)が衝突した。
トラックは列車に押し出されるような状態となり、その弾みで横転中破。運転していた男性が顔面などを骨折する重傷を負ったが、列車の乗客乗員約300人にケガはなかった。列車も脱線や、車体への大きな損傷はなく、約20分後に運転を再開している。
警察では事故の原因を調べているが、列車はトラックの後部に突っ込んだとみられていることから、トラックが遮断機が下りる寸前に踏切内に進入した可能性が高いとみて、運転者の回復を待って詳しい事情を聞く方針だ。