女性を車内監禁した強盗容疑者を逮捕、余罪を追及

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警視庁は6日、女性が運転するクルマに強引に乗りこみ、車内に監禁して現金を奪うなどしていた51歳の男を強盗強姦未遂などの容疑で再逮捕した。東京都八王子市や神奈川県相模原市では同様の事件が相次いでおり、警察では余罪についても調べを進めている。

警視庁・捜査1課によると、逮捕された男は2006年12月26日夜、八王子市内の駐車場で23歳の女性に刃物を突きつけて脅し、クルマへ強引に乗りこむとともに、この女性を車内に約2時間に渡って監禁した疑いがもたれている。

男はこの間に女性から奪ったキャッシュカードを使い、コンビニエンスストアのATM(現金自動預払機)で現金約27万円を引き出した。また、女性の両手をひもで縛り、わいせつな行為を加えようとした疑いももたれている。

八王子や、隣接する神奈川県相模原市では12月下旬ごろに同様の事件が相次ぎ、警視庁と神奈川県警は同一犯の可能性が高いとして捜査を開始。今年2月に車上荒らしを行おうとしたとして東京都羽村市内で逮捕された51歳の男が逮捕されたが、事情聴取の際に「女性を車内に監禁して現金を奪った」と供述。これが一連の事件であることがわかった。

男は窃盗未遂罪で起訴されたが、警察では強盗強姦未遂事件も容疑が固まったとして再逮捕した。調べに対して男は「借金の返済と、遊興費を目的として犯行を繰り返した」と認めている。警察では他の事件についても容疑の裏付けを進める方針だ。

《石田真一》

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