気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2007年3月6日付
●株5日続落 575円安 終値1万6642円 アジア、欧州も下落(読売・1面)
●株安・円高同時進行 自動車・電機業績予想に影響か(読売・11面)
●あおり行為「危険運転」で起訴、宇都宮地裁きょう、時速100キロで追い回し、2人死傷(読売・38面)
●自動車運転過失致死傷罪 の創設、法制審が答申(朝日・37面)
●毎日経済人賞 贈呈式、鈴木・スズキ会長ら表彰(毎日・10面)
●仏ルノー、技術者3人が自殺、組合、ゴーン社長を批判(毎日・11面)
●東京大気汚染訴訟、トヨタに「最後通告」和解金の交渉開始、原告「16日期限」(毎日・30面)
●トヨタハイブリッド車、累計100万台突破見通し、燃費規制強化追い風(産経・1面)
●道路財源、一般財源化は後退、必要な道路だけ造る、首相、参院予算委(日経・4面)
●円高、目先114円が節目、市場の見方 110円めざす展開も(日経・5面)
ひとくちコメント
低気圧の影響で日本列島は「春の嵐」に見舞われ、富山市では走行中のトラックが横転するなど、各地で強風の被害が相次いだ。一方、東京金融市場は、5日連続で株価が大幅下落したのに加え、外国為替市場も1ドル=115円台へと急速に円高が進んだ。
きょうの各紙も「金融、不透明感増す」(産経)など、世界連鎖株安と円高傾向に神経をとがらせている企業や投資家が多いと報じている。日経は外為市場関係者5人に緊急アンケート調査を実施したが「目先の円高値として昨年12月5日に欧米市場でつけた1ドル=114円43銭をあげる声が多かった」という。
きょうの東京市場はトヨタなどは買い気配で始まったが、世界の金融市場を震撼させた「春の嵐」はしばらくおさまりそうにもない。