検問逃れで事故を起こした男からアルコール分は検出されず

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2月26日未明、群馬県前橋市内の県道で、飲酒検問から逃れようとしたとしてパトカーに追跡されていた乗用車がガードパイプに衝突。2人が負傷する事故が起きた。運転していた男は酒を飲んだ後だったが、すでに酔いが醒めていたとみられ、アルコール検知において酒気帯び相当量のアルコール分は検出されなかった。

群馬県警・前橋署によると、事故が起きたのは2月26日の午前3時40分ごろ。同署が前橋市城東町2丁目付近の市道で飲酒検問を実施していたところ、1台の乗用車が検問手前で方向転換し、そのまま逃走した。

警察では検問逃れと判断し、待機していたパトカーによる追跡を開始。クルマはそのまま逃げ続けたが、約200m離れた県道交差点を曲がろうとした際にハンドル操作を誤り、歩道と車道を隔てるガードハイプに衝突して小破。後部座席にシートベルト未着用で同乗していた女性2人が打撲などの軽傷を負った。

運転していた23歳の男は「カクテル2杯を飲んでいたので逃げた」と供述したが、すでに酔いが醒めていたのか、呼気からは酒気帯び相当量のアルコール分は検出されなかった。だが、警察では検問逃れを重くみて、男を業務上過失傷害の現行犯で逮捕している。

《石田真一》

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