丸紅、ブラジルにバイオディーゼル燃料の生産販売会社設立

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丸紅、ブラジルにバイオディーゼル燃料の生産販売会社設立
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丸紅はブラジルの大手穀物商であるアグレンコ・グループと合弁でアグレンコ・バイオエナジー社をブラジルに設立する。

これは石化燃料の高騰や環境保護の観点から、ヨーロッパやブラジルをはじめとし世界的に需要増加が期待されるバイオディーゼル燃料の生産拠点確保、アジアを中心に需要増加が見込まれる大豆粕の供給確保を目的にしたもので、丸紅は33.3%、4000万ドル出資する。

バイオエナジー社はブラジルのマト・グロッソ(MT)州、マト・グロッソ・ド・スル(MS)州、パラナ州(PR)の3州にバイオディーゼル燃料生産3工場、大豆搾油2工場を建設し、MT州、MS州では搾油工場で生産された大豆油を原料にバイオディーゼル燃料を一貫生産する。

また、PR州は既存の搾油工場に隣接する形でバイオディーゼル燃料工場を建設し、それぞれ2008年初めからの生産・販売を目指す。生産能力はバイオディーゼル燃料40万トン、大豆粕100万トンで、09年度の売り上げは10億レアル(4.8億ドル)を見込む。

丸紅は国内でも、大成建設などと組んで大阪・堺市で廃木材を原料にしたバイオエタノールの生産を始めており、バイオマス燃料分野に積極的に打って出ている。

《山田清志》

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