15日午前、北海道小樽市内の市道で、クルマの誘導を行っていた78歳の男性が、77歳の妻が運転する軽ワゴン車にはねられて死亡する事故が起きた。運転操作を誤ったことでパニックとなり、ペダルを踏み間違えたのが原因とみられている。
北海道警・小樽署によると、事故が起きたのは15日の午前11時ごろ。小樽市最上1丁目付近の市道で、道路に隣接する病院の駐車場から市道に進出しようとしていた軽ワゴン車が暴走。クルマの正面に立って誘導していた78歳の男性をそのままはねた。男性はクルマに弾き飛ばされて全身を強打。出血性ショックが原因で間もなく死亡した。
クルマを運転していたのは、死亡した男性の妻にあたる77歳の女性。クルマは事故の直前、バックで進行中に除雪によって作られた雪山に後部を衝突させたが、この直後に前方へ急発進。男性に衝突したという。
警察では女性が後部衝突でパニックとなり、不適切なアクセル操作を行った。もしくはアクセルとブレーキのペダルを踏み間違えた可能性があるとして、業務上過失致死容疑で調べを進めている。