10日午後、神奈川県小田原市内にある箱根登山鉄道線の踏切で、踏切待ちをしていた軽トラックに対し、後続の乗用車が追突する事故が起きた。軽トラックは押し出されるように踏切内に進入し、通過してきた特急列車と接触。運転していた男性が負傷した。
神奈川県警・小田原署によると、事故が起きたのは10日の午後2時30分ごろ。小田原市風祭付近の箱根登山鉄道線の踏切で、踏切待ちをしていた軽トラックに対し、後ろから進行してきた乗用車が追突した。
この弾みで軽トラックは踏切内に押し出され、直後に通過してきた特急列車(新宿発、箱根湯本行き。11両編成)の側面部に衝突。列車の速度が遅かったため、軽トラックは前面部が小破。運転していた59歳の男性が胸部打撲などの軽傷を負っている。
警察では乗用車を運転していた40歳の男性から業務上過失傷害などの容疑で事情を聞いているが、前方不注意が事故の原因とみられている。