日野の外部電源式アイドリングストップ、CO2削減などに効果アリ

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日野自動車、東京電力は、「外部電源式アイドリングストップ冷暖房システム」の共同実証試験の結果をまとめた。それによるとアイドリング時に比べて「CO2排出量を約97%低減できる」ことや「燃料消費コストを約98%低減できる」などの成果が確認できたとしている。

CO2をはじめとする温室効果ガスの排出量の低減が求められる中、特に運輸部門では、2005年度のCO2の排出量が1990年度比18.1%増加するなど、排出ガスの総排出量低減に向けた具体策が急務となっている。これを解決するための有効な方策の一つとしてアイドリングストップが注目されているが、トラックの場合、ドライバーの仮眠・休憩や、荷待ちなどの際、運転室内の冷暖房のために、エンジンをかけたまま待機するケースがあり、こうしたアイドリングを効果的に抑制することが課題となっている。

これに対し、日野と東京電力が開発したシステムは、トラックの運転席に設置する外部電源式冷暖房装置に、駐車場に設置する「給電スタンド」から系統電力を供給して、運転室内の冷暖房を行うもので、エンジンをかけずに冷暖房が行えるため、CO2排出量低減が可能になるとともに、燃料消費コストも低減できることから、運輸事業者の経費低減にも貢献できると、している。

実証試験の実施にあたっては、国土交通省のご後援をはじめ、貨物自動車運送事業振興センターと運輸事業者に協力してもらい、東神トラックステーションの駐車場に給電スタンドを設置するとともに、長距離輸送用のトラックに外部電源式冷暖房装置を搭載した。これらを、2005年8月から2006年10月まで、日々の運行業務の中で活用してもらい、環境負荷低減効果や燃料(軽油)消費量低減効果、燃料消費コスト、システムの使い勝手などについて検証を行った。

日野と東京電力は、今回の実証試験の結果を踏まえ、外部電源式アイドリングストップ冷暖房システムの2007年度の実用化を目指す。
《レスポンス編集部》

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