2度目の前方不注意で実刑判決

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昨年11月、長野県飯山市内で前方不注意から男性をはねて死亡させ、無免許運転の発覚を恐れて逃走したとして、業務上過失致死などの罪に問われた30歳の男に対する判決公判が8日、長野地裁で開かれた。裁判所は被告の男に実刑を命じている。

問題の事故は2006年11月29日夜に発生した。飯山市南町付近の市道で、道路を横断していた75歳の男性が進行してきたクルマにはねられた。男性は頭部を強打し、病院に収容されたが間もなく死亡している。

クルマは現場から逃走したため、警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始。12月上旬に30歳の男を業務上過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ、無免許運転)容疑で逮捕した。男は前方不注意が原因で男性をはねていたが、以前にも同様の事故を起こして執行猶予の判決を受けた経験があった。

8日に行われた判決公判で、長野地裁の土屋靖之裁判官は「被告は前方不注意という基本的な注意義務を怠った」と指摘。「無免許運転の上、被害者を救護せずに逃走しており、その身勝手で無責任な態度は厳しく非難されるべきだ」として、以前に同様の事故で猶予刑を受けたことも考慮。「刑事責任は相当重い」として、被告に対して懲役3年10カ月の実刑判決を言い渡した。
《石田真一》

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