アメリカの省エネ経済協議会(ACEEE)は、2007年モデルイヤーを対象にグリーンカーランキングを発表したが、グリーンの反対に位置する車には「ミーン」(意地が悪い、悪意がある、の意)の敬称(?)をつけた。
その中でも最もミーン、と評価された車はフォルクスワーゲン『トゥアレグV10TDI』。その他のトップ10ミーンカーにもディーゼル車が目立ち、アメリカ人のディーゼル嫌いを象徴しているかのようだ。
トップ10ミーンにはメルセデスベンツ『GLクラス』、『Rクラス』、『MLクラス』の「320CDI」仕様、ランボルギーニ、ベントレーなどが名指しされている。
アメリカでも昨年からウルトラ・ロー・サルファーディーゼル燃料の販売が始まり、一般的にディーゼルの燃費はガソリンより優れている事から、ディーゼルはグリーン、との認識が広まりつつある中で、この結果には首をひねる向きも。メルセデスベンツの「ブルーテック」ディーゼルが導入される来年以降、こうした認識はさらに変化を見せるものと思われる。