豊田通商は、オーツカと共同で、中国の天津市に自動車用ニードルパンチカーペット製造の合弁会社「天津豊通大塚繊維有限公司」を設立したと発表した。
オーツカは、日本で車両用及びインテリア用ニードルパンチカーペットを製造している。特に車両用に関しては自動車メーカー向けに長年の販売納入実績を持ち、豊田通商は、オーツカで製造した製品の自動車メーカー向け販売を担当している。
今回、成長が見込まれる中国自動車市場で、ニードルパンチカーペットの製造会社を設立し、日本国内と同品質を確保した製品を主に日系自動車メーカー向けに供給する。
合弁会社では、オーツカが製造技術全般を担当し、豊田通商は商社機能の提供で、中国市場で競争力のあるニードルパンチカーペット生産会社を目指す。
豊田通商では、既に稼動中のタフトカーペット製造「上海豊虎汽車地毯有限公司」に続き、自動車用カーペット事業は中国は2社目で、今後も成長市場における自動車周辺資材事業を強化するとしている。