豊田通商など9社、DME製造の合弁会社を設立

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豊田通商、三菱ガス化学、伊藤忠商事、石油資源開発、太陽石油、トタルDMEジャパン、日揮、三菱重工、三菱化学の9社は、次世代クリーン燃料として期待されているジメチルエーテル(DME)の普及促進を目的とした製造合弁会社を設立し、合わせて年産8万トンのDME製造プラントを三菱ガス化学新潟工場内に新設することで合意した。

プラントの稼動は2008年6月の予定で、年産10万トン程度まで増産が可能。新プラントの建設工事は日揮が担当し、DMEの製造運転は三菱ガス化学に委託する予定。

DMEは、日本では現在、主に化粧品や塗料などのスプレーの噴射剤用途に使用されているが、その物性がLPガスに類似しており、中国では既にLPガス補完として商業化が始まっている。ディーゼル燃料補完としても排気ガス中に全くスス(PM)を発生しない。天然ガスや石炭などからメタノールを経由して容易に製造出来ることなどから、燃料用途などの将来のクリーンエネルギーとして注目されている。

参加9社は、新プラントより供給されるDMEによりそれぞれボイラー、発電機、自動車などの用途への普及促進を図るための活動を行い、将来の商業化に向けて取り組んでいく。

《レスポンス編集部》

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