ホンダは31日、2007年3月期の第3四半期(06年10−12月)決算を発表するとともに、通期業績予想を上方修正した。
第3四半期は、4輪車の販売が前年同期で12%伸びるなど好調で、売上高は12.0%増の2兆7686億円と、この期としては7年連続で過去最高を更新した。
営業利益は増収や円安効果により5.2%増の2051億円と、2年連続で最高となった。純利益は8.8%増の1448億円だった。
通期の予想は昨年10月時点より、売上高で1000億円上方修正の11兆1000億円(前期比12.0%増)とした。純利益は50億円上積みの5600億円(6.2%減)。
前期の厚生年金の代行益返上分による影響を除くと、純利益は実質8.9%の増益となる。営業利益は8200億円(5.6%減)を据え置いた。