ホンダ・レーシングF1チームが木曜日、カタルーニャ・サーキットにてニューマシン『RA107』を発表した。チームはすでに前日ルーベンス・バリケロがシェイクダウンを行っているが、公式なお披露目はこれが初めてとなる。
ニック・フライCEOは次のように決意を語った。
「イギリスと日本のホンダ施設の見事な協力により完成したマシンを披露できたことを誇りに思う。異なるエンジニアリンググループの融合により完成したRA107は密接なコミュニケーション、固いチームワーク、素晴らしいチーム哲学の結晶。真のインターナショナルチームとしての努力の賜物だ」
「今年の目標は2006年後半の勢いを維持し、さらに上を目指すこと。クリスマス前のテストでもどのチームよりもラップ数を重ねることができた。ドライバーや主要スタッフの継続性、昨年完成したフルスケール風洞による利益を活かし、チャンピオンシップ制覇への実現に近づきたい」とフライ代表。
昨年ハンガリーGPで初優勝を達成し、今年はさらなる活躍が期待されるチームのエース、ジェンソン・バトンは、「ワールドチャンピオンシップ獲得という夢に大きく近づける年にしたい。ホンダのフル参戦も2年目に入り、目標達成も現実的になってきた。コクピットに戻れて嬉しいよ。クリスマス終了後から体をかなり鍛えたから、身体的にもばっちりだ」と意気込みを語った。