22日夕方、東京都杉並区内の首都高速道路4号線上りで、路肩で乗用車のタイヤ交換を行っていた男性が、後方から走ってきた普通トラックにはねられる事故が起きた。男性は乗用車とトラックの間に挟まれる状態となり、事故から約2時間後に死亡している。
警視庁・高速隊によると、事故が起きたのは22日の午後5時10分ごろ。杉並区上高井戸付近の首都高速4号線上りで、路肩に乗用車を止めてパンクしたタイヤの交換作業を行っていた41歳の男性が、後方から走ってきた普通トラックにはねられた。
男性は乗用車とトラックの間に挟まれるような状態となり、近くの病院に収容されたが、事故から約2時間後に出血性ショックが原因で死亡している。警察ではトラックを運転していた57歳の男を業務上過失傷害や道路交通法違反の現行犯で逮捕。男性の死亡後は容疑を同致死に切り替えて調べを進めている。
現場は片側2車線で、緩やかな左カーブ。路側帯の幅は約50cmしかなく、死亡した男性が止めた乗用車はその大半が第1車線(走行車線)側にはみ出していた。パンクしたのは右前輪とみられ、同乗者は停止表示板を持って後方に歩いていたが、トラックはその直後に突っ込んできたという。運転していた男は警察の調べに対して「ボーッとしていた」などと供述している。