強盗殺人の容疑者、刑事から身を隠そうとして事故死

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20日夕方、北海道札幌市豊平区内のスーパーマーケット駐車場で、60歳の男性がクルマにはねられて死亡する事故が起きた。この男性は昨年12月に発生したコンビニエンスストア強盗事件に関与した疑いで警察が内偵捜査を続けていたという。

北海道警・札幌豊平署によると、警察が事故の発生を認知したのは20日の午後5時ごろ。札幌市豊平区平岸付近にあるスーパーマーケットの従業員駐車場で、捜査対象としていた60歳の男性の姿が見えなくなったことに張り込み中の捜査員が気づいた。

捜査員が駐車場内を捜索したところ、男性がクルマの近くに倒れているのを発見した。男性の着衣にはトラックのものとみられるタイヤ痕があり、足や腰の骨が折れて意識を失いかけているような状態だった。男性は近くの病院に収容されたものの、間もなく死亡した。

この男性については、昨年12月5日に札幌市南区内で発生したコンビニ強盗殺人事件に関与したとされており、警察が近日中に男性宅の家宅捜索を実施する予定だった。逃走の恐れがあることから、事故当日も外出時には捜査員数人がマークしていたが、現場付近で見失ったために周辺を捜索していたという。

警察では男性が追跡する捜査員から姿を隠そうと、駐車場の路面に身を伏せていたところを背後から商品を搬入する車両にはねられたものとみて、現場から走り去ったクルマの行方を追っている。なお、家宅捜索は男性が死亡した後に実施。強盗雑人容疑で被疑者死亡のまま書類送検する方針だ。

《石田真一》

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