接触したと因縁、現金を奪う 連続3件発生

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15日深夜、大阪府枚方市内で「クルマに接触した」と因縁をつけ、刃物で脅して現金を奪う事件が起きた。警察では16日未明に20歳の男を強盗の容疑で逮捕しているが、類似事件が他にも2件発生しており、関連を調べている。

大阪府警・枚方署によると、事件が起きたのは15日の午後11時ごろ。枚方市岡東町付近を市道を18歳の男性が歩いていたところ、クルマで接近してきた男が「今、クルマに当たっただろう」と因縁をつけてきた。乗っていた2人の男たちはナイフを取り出して「カネを出せ」と脅迫、現金約1万円を奪って逃走した。

通報を受けて周辺を捜索していた警官が目撃情報の容疑者に似た20歳の男を発見。容疑者の1人として逮捕した。

その後の調べで、東大阪市や寝屋川市でも類似の事件が発生していたことが判明した。東大阪市の事件が発生したのは15日の午後8時10分ごろ。原付バイクで走行していた25歳の男性が2人組の男に「接触した」と因縁をつけられて車内に監禁され、現金11万円を奪われていた。寝屋川市でも通行人の男性が2人組の男に襲われ、現金3万円を奪われている。

いずれの事件も「クルマに接触した」などと2人組の男が因縁をつけるなど、形態が酷似しており、警察では同一人物の犯行と断定して捜査を続けている。逮捕された男は調べに対して「知らない」などと容疑を否認しているが、逃走している可能性の高い仲間の男の所在についても追及していく方針だ。

《石田真一》

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