「昨年はいすゞの歴史の中で、もっとも劇的で変化の激しい1年であった」---。17日行われたいすゞ自動車の新春会見は、井田義則社長のこんな挨拶から始まった。
確かにいすゞは昨年、GMとの資本提携の解消、トヨタ自動車とのディーゼルエンジンの提携があり、井田社長が「劇的な1年」というのもうなずける。
そのGMとの関係については、「資本関係はなくなったが、その後ワゴナーさん(GM会長)と会って、ビジネスについてはいままで通り不変ということで合意している」(井田社長)とのことだ。
また、トヨタとのディーゼルエンジンの提携については、現在「毎週のごとくエンジニアの交流を進めている」(井田社長)そうで、社内に向かって「世界水準のディーゼルエンジンをつくれ」と井田社長は檄を飛ばしているところである。