トヨタは7日、デトロイトモーターショーで、3.5リットルV6ガソリンエンジン装備のハイブリッドシステムを搭載した、コンパクトFRスポーツカーコンセプト『FT-HS』を発表した。
全長4325mm、全幅1860mm、全高1290mmと比較的コンパクトなボディながら存在感にあふれた鋭角的かつアグレッシブなスタイリングは、北米トヨタのデザイン拠点、CALTYデザインスタジオによるもの。
デザイン上の最大の見どころは「フローティングCピラー」と呼ばれる特徴的なサイドラインだ。Bピラーを排除してタルガ状のスライディング式ルーフを採用したことで、クーペからオープン、2座から4座へと変化する。
フロントにはエンジンを、リアにバッテリーを搭載することで重量配分にも配慮、張り出したフェンダーには21インチの極太タイヤがボディの四隅に配置される。F1ノーズを意識したと思しきフロントのエアインテークと、鋭い閃光を放つLEDが未来的で、トヨタが提案する、新しい時代のスポーツカー像と言えそうだ。