国土交通省関東運輸局は、警視庁や関東近県の警察本部と連携して「初日の出暴走」における特別街頭検査を年末年始に実施。不正改造四輪車15台に、整備命令書を交付した。
特別街頭検査は1都6県の東名、中央道、東北道、常磐道、京葉道など高速自動車国道のほか、国道17号線、大洗海岸など一般道で展開され、35台の四輪車が検査対象となった。この検査には、運輸支局のほか自動車検査法人の自動車検査官75人が動員された。
整備命令書の交付を受けた理由としては、窓ガラスに着色フィルムを貼り付けるなどした保安装置不良10件、車体からはみ出す幅の広いタイヤの装着10件が指摘された。また、国交省が今年省令改正を予定しているマフラーについても、取り外しなどによる騒音や排ガスの基準値を超えているもの7件があった。
整備命令を受けた車両は、交付日から15日以内に指摘された箇所を整備するだけでなく、整備完了後の車両を運輸支局などに持ち込んで確認を受ける義務がある。整備がなされない場合、最終的にはナンバーが取り外され、使用禁止命令を受けることになる。