日野自動車は、2007年の生産・販売計画を発表した。2007年の世界販売台数は、前年比3.9%減の9万6900台、生産計画が同9.4%減の9万1000台と、マイナス計画を策定した。
生産・販売でマイナスの計画を策定したのは、国内のトラック市場が大幅に落ち込む見通しを予測しているためだ。ディーゼル排出ガス規制強化による特需が収束、トラック需要が急落する見通しだ。
このため、国内向けの2007年の販売計画は同22.4%減の4万1900台の大幅マイナスを計画。2006年は同1.0%減ながら5万4000台と高いレベルを維持する見通しの反動もある。
2007年の販売計画の内訳は大型トラックが同23.9%減の1万3700台、中型トラックが同24.8%減の1万1500台、小型トラックが同22.4%減の1万3500台を計画している。
バスは同3.0%減の3200台。
また、海外向けの2007年の販売計画は同17.5%増の5万5000台と大幅増を計画している。