JFEがティッセンクルップとの包括提携を5年間延長で合意

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JFEスチールと独・ティッセン・クルップ・スチール社は、2002年4月に締結した自動車用鋼板およびそれに関連する研究開発に関する包括提携契約を2007年4月から5年間延長することで合意したと発表した。

JFEとティッセン・クルップは、経営トップからなる提携推進委員会を上部機関とし、高張力鋼板や表面処理、鋼材利用技術などに関し、テーマごとに設置した4つのワーキング・グループで共同研究や相互の技術供与を行ない、自動車メーカーのグローバル展開への対応に取り組んできた。

この結果、自動車用鋼板の規格の共通化や高品質鋼板のクロスライセンス契約、合弁会社によるEVI活動の深化などの成果を上げてきた。

今回の包括提携契約延長では、新たにJFEは自動車用高潤滑合金化溶融亜鉛めっき鋼板(高潤滑GA鋼板)『JAZR』をティッセン・クルップに技術供与することで合意した。

JFEとティッセン・クルップは、日欧での供給体制を確立し、プレス成形性に優れた環境に優しい高潤滑GA材JAZRのグローバルスタンダード化を目指す。

《レスポンス編集部》

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