世界最大規模 GMが燃料電池車の市場化テスト、07年にLAで実施

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世界最大規模 GMが燃料電池車の市場化テスト、07年にLAで実施
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ゼネラルモーターズ(GM)は、同社が生産する計画の100台の燃料電池自動車『エクイノックス』の半数以上を、市場化テスト「プロジェクト・ドライブウェイ」の一環として、2007年初めにもロサンゼルス地域で走行させることと発表した。

プロジェクト・ドライブウェイは、世界最大規模の燃料電池自動車の市場化テスト。実施期間は2年半で、3つのそれぞれ異なる地域で一般ドライバー、著名人、政治家と、さまざまな立場の人にシボレー『エクイノックス』を日常利用してもらう。GMは車両を提供する代わりに、利用経験を幅広くフィードバックしてもらうことで開発に役立てる狙いがある。

研究開発・企画担当のラリー・バーンズ副社長は「GMは、燃料電池自動車こそが、自動車から環境に関する論争を排除し、化石燃料への依存を減らす答えであるとして、その開発を着実に実行してきた。プロジェクト・ドライブウェイを実施することで、燃料電池自動車が持つ、エキサイティングでありながら、滑らか、かつ静粛性に優れたパフォーマンスに一般ユーザーがどのような反応を示すのか、また、クリーンな水素燃料を使用するという点でどのような反応を示すのかを知ることができる」とコメント、テストを通じて未来の燃料電池自動車をより進化させ、市場受容性を高めていく方針だ。

カリフォルニア州では、以前からエネルギー保全や代替燃料自動車の利用推進に積極的に取り組んできた。「水素ハイウェイ構想」を全米で初めて打ち出したのもカリフォルニア州で、クリーンで環境に優しい燃料である水素の利用を促進し、水素供給のためのインフラを構築するという同計画のもと、現在同州には23ヵ所の水素ステーションが設置され、新たに14カ所の設置も計画されている。

エクイノックス燃料電池自動車は、ニューヨーク都市部とワシントンD.C.にも配備される予定だ。

GMの第4世代燃料電池推進システムを搭載したエクイノックスは、フルファンクションのクロスオーバー車で、氷点下での始動運転も可能となった。さらに、水素燃料電池技術としての環境的な利益をすべて提供するだけでなく、燃料電池車としては初めて、米国運輸省が定める連邦自動車安全基準に対応しており、運転席、助手席、およびルーフレールのエアバッグ、ABS、スタビリトラックおよびオンスター・システムといった標準的な安全機能を備えている。

《レスポンス編集部》

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