【ロサンゼルスモーターショー06】BMWのラグジャリー水素セダン

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BMWはロサンゼルスモーターショーで、「世界初の水素燃料ラグジュアリーセダン」として『ハイドロジェン7』を紹介した。 

現在生産する車の4割がクリーンディーゼルで、2008年からはディーゼルエンジンバージョンの車の発売を米国でも開始する予定のBMW。しかしそのゴールはやはり、BMWが先駆者でもある水素燃料内燃機関自動車の普及にある。 

そのBMWが「世界初の水素燃料ラグジュアリーセダン」として紹介したのが『ハイドロジェン7』だ。『7シリーズ』を文字通りベースとした水素燃料車。「未来への責任」をテーマとした無公害車ながら、人々がBMWに期待するパフォーマンスの高さを犠牲にすることなく、ラグジュアリーセダンの「運転の楽しさ」を充分に味わえる車というのが開発テーマだ。

ハイドロジェン7は今年の終わりにかけて米国内でテスト走行が始まり、早ければ数年内の市販化を目指している。

ハイドロジェン7の特徴は、ダッシュボードのスイッチひとつで水素と通常のガソリン走行を切り替えられる点にある。しかし「ユーザーにその違いはほとんど分からない。それほど水素燃料走行時のパフォーマンスに優れている」というのがBMWの主張だ。

サステナビリティ(社会を支える事)と社会的な責任を両立する車造りを目指すBMWが出したひとつの答えであるハイドロジェン7が米国の路上で見られる日は近そうだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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