GMのビュイックブランドでは、ロサンゼルスオートショー(ロサンゼルスモーターショー)で新型2008年モデルビュイック『エンクレーブ』を発表する。エンクレーブは8人乗りのクロスオーバーで、人気が低迷するミニバンに対するGMなりの答えだ。ビュイックによるとエンクレーブは「業界初のラグジュアリークロスオーバー」に位置づけられるという。8人乗り、カーゴスペースありのミニバンなみの搭載能力を誇りつつも、スタイリッシュな外観、乗用車ベースの運転のしやすさがセールスポイントだ。販売は来年夏からの予定で、エンジンは3.6リットルV6DOHC。パワーは275hp。フロントドライブと4WDのバージョンが用意される。当面のライバルはレクサス『RX350』、アウディ『Q7』、アキュラ『MDX』などで、インテリアはこれらのラグジュアリー車種に負けない「ワールドクラス」になるという。2列目、3列目のシートは取り外し可能で、このクラスのクロスオーバーとしては最大級のカーゴスペースを提供する。またシートアレンジも多彩で、8人乗りバージョンは2列目がベンチシートだが、これをキャプテンシートにしてセンターコンソールを設置することも可能だ。スタイリッシュな新時代のミニバンと位置づけられたエンクレーブ、ミニバンと中型SUV双方のユーザーを引きつけるのが狙いだ。
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