予想外!! カーフェリーが40時間遅れ

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海上保安庁は26日、北海道・苫小牧から茨城県・大洗に向かっていたカーフェリーが悪天候のために接岸できず、入港予定が約40時間遅れるとともに、船体の傾きによって搭載車両が破損する被害を出していたことを明らかにした。負傷者も出ていることから、同庁が調べを進めている。

海上保安庁・第3管区海上保安部によると、事故が起きたのは東日本フェリーが所有し、広島の海運会社が運行する「へすていあ」(1万3539トン)という船。

23日夕方に北海道・苫小牧港を出て、約19時間後の24日午後に茨城県の大洗港に到着する予定だった。ところが入港直前の24日午前、茨城県付近に発達した低気圧が接近。海上のうねりが激しく、安全に接岸できないと判断。沖合いに避難を開始した。

しかし、退避のために回頭しようとしたところ、船体に激しい横波を受けて大きく傾き、乗客乗員4人が壁などに叩きつけられて打撲する軽傷を負った。車両甲板では固定用ワイヤーが切れ、搭載していた車両213台のうち、87台が船内で衝突を繰り返して小破する被害を出した。

車両が船内で動き回ることから船のバランス維持も困難となったために入港を断念。低気圧が通りすぎるまで沖合い待機を約35時間に渡って続け、入港したのは定刻から約40時間遅れた26日午前6時ごろとなった。

周辺海域では24日に2隻の貨物船が座礁事故を起こしているが、へすていあ出港時にはここまで猛烈に低気圧が発達するとの予測ができなかったとみられている。海上保安部では関係者からの事情聴取を行う方針だが、カーフェリーで約40時間の遅れが生じる事態は極めて珍しいという。
《石田真一》

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