【インタビュー】ホンダディーラーも活用、電子マネー「Edy」

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高速道路でもEdy採用が広がる

−−西日本高速道路は、現在、FeliCa決済の導入実験でEdyを評価している段階ですが、その他の高速道路会社ではEdyの正式採用が進んでいますね。

宮沢すでに決まったものとしては、中日本高速道路、本州四国連絡高速道路が採用されています。あと沖縄でも採用されています。

−−沖縄はEdyの採用が早かった地域ですね。沖縄県金融特区で電子マネーコンソーシアムが立ち上がっていますが、ここではEdyの普及率・利用率が高いときいています。

宮沢沖縄は今キャッシュレスアイランドになってきていますよ。もともと、国の後押しもあって沖縄をキャッシュレスにしようという構想があったのですよ。

−−なぜ、沖縄が電子マネー特区として選ばれたですか。

宮沢すごく実質的な理由なのですが、沖縄のような島では現金のハンドリングコストが高いのですよ。チャーター便を用意して現金を輸送しなければならない。ですから金融庁は、早い時期から「何とかキャッシュレス化できないか」と検討していたそうです。そこにうまくEdyが受け入れられまして、日本銀行や琉球銀行の後押しもあり、沖縄でEdyが普及するきっかけになりました。

−−なるほど。我々は普段気にせず使っていますが、現金は流通させるだけでハンドリングやセキュリティにコストがかかりますからね。社会的にもキャッシュレスのニーズやメリットは大きい。特にそれが地方や離島では顕著だ、と。

宮沢他にも沖縄では主婦の方に、Edyをすごくお使いいただいているのです。なぜそんなにニーズが高いかというと、沖縄の方は飛行機に乗らないと県外に行けないのですよ。Edyならば、使うだけで全日空のマイルが貯まります。だから沖縄では、消費者の皆様が「(マイルが貯まる)Edyを使いたい。現金は使いたくない」となり、店舗側もEdyの導入に積極的になるというサイクルがうまれています。

−−全日空から見ても、沖縄の人たちは飛行機利用が多いわけですから、Edyを通じて顧客の囲い込みができる。沖縄を訪れるANAマイレージクラブのお客様には、Edyが使える場所が多いというメリットを提供できる。

Edyの強さは、この「決済+α」で様々なマーケティングやCRMのスキームが作れるところにありますね。そしてそれは、ロードサイドでも例外ではない。循環型市場になり、自動車ビジネスもCRMや異業種連携を積極的に取り入れる時期に入ってきた。その中でEdyのような電子マネーが貢献できる領域は、かなりあると言えそうです。

☆10月31日に開催されるセミナー「拡大するロードサイド決済ビジネス」では、Edyのロードサイドでの展開や様々なCRM機能、Honda C-cardなど自動車ビジネスでの活用事例などが、さらに詳しく紹介される予定です。
☆セミナーの詳しい内容および申し込み
(会場の定員に達しますと締切となります)
http://www.rbbtoday.com/bch/seminar/2006-10-31-S06308.html

《神尾寿》

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