乗客が運転? タクシー会社に立ち入り監査

自動車 社会 社会

国土交通省・北陸信越運輸局は19日、石川県金沢市内にあるタクシー会社に対しての立ち入り監査実施を決めた。この会社の運転手が勤務中に眠気を感じたことから、乗客が代わりに運転していたことが発覚したことによるもの。

同局によると、トラブルが発生したのは今月14日。同日朝に金沢市内を出発し、小松空港(小松市)に向かっていた乗り合いタクシーの運転手が勤務中に眠気を感じたことから、経路上の川北町付近でクルマを止め、車外に出て体操をするなどして気分転換を図った。

これを見ていた乗客の男性が「危険だから自分が運転する」と言い出し、運転手に対して助手席で休んでいるように告げた。運転手は座席に戻るように指示したが、この男性は運転席から降りようとせず、そのまま運転を開始した。空港には無事到着したが、他の乗客からタクシー会社にクレームが入ったことでトラブルが発覚したという。

タクシー会社から報告を受けた同局では20日に立ち入り監査を実施。運転手の勤務実態などを調べることにしている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集