トヨタ自動車の渡辺捷昭社長は、今年の国内の新車市場の見通しについて「除軽(登録車)市場は、昨年のレベルを超えるのも厳しいかな、と見ている」と述べた。
渡辺社長は「昨年は393万台だった除軽市場は年初、400万台を越えて405万台程度と思っていた」と述べ、想定していたよりも販売が低迷しているとの見方を示した。その一方で「軽自動車は好調で200万台を越える見通しで、自動車トータルでは前年並みだが、構成が変化している」と述べ、新車市場の構造変化を指摘した。
『オーリス』の属するコンパクト2BOXは全体需要の3割を占めており「トヨタはオーリスのような新しいモデルを投入して活性化していきたい」と述べ、新型車が消費者の購買意欲を刺激する活性剤となることに期待感を示した。