「高級ブティックの店員に『Nice car!』と言わせてみせる」。新しいホンダ『CR-V』の発表会場で流れたビデオで、開発責任者の堀越満さん(本田技術研究所、主席研究員)はそんな言葉でCR-Vのエクステリアデザインについての想いを語った。
先代までの機能優先のデザインから大きく方向転換し、新しいCR-Vは、個性的なフロントマスクやダイナミックなフェンダーのふくらみ、そして勢いのある窓の形状などから躍動感を大きく感じるエモーショナルなデザインだ。
冒頭の「Nice car!」は、開発初期段階で現地視察に行った際、ロデオドライブ(ロサンゼルスのビバリーヒルズ地区にある高級ブティック街)で、某社の高級SUVに向けられてブティクの定員が掛けた言葉なのだとか。
「次は、自分たちのクルマにむかって『Nice car!』といわせてみせる」。新しいCR-Vのデザインには、そんな意気込みが込められているのである。