ポルシェAGは2006年7月期の連結決算で、売上高が前年同期比10.6%増の72億7000万ユーロに達する見通しを発表した。
営業利益の伸び率は売上高の伸び率を大きく上回る見込みで、これは車両のルーフシステムを生産しているCTS Fahrzeug-Dachsysteme GmbHを売却したことと、ポルシェが所有するフォルクスワーゲンの株式が変動したことによるもの。こうした特別の要因を除いても、同社の営業利益はプラスとなる見込み。
グループ全体の販売台数は同9.5%増の9万6794台。販売が好調だったのは、『911』のニューモデルが同23.6%増の3万4386台を記録したため。これは911シリーズの年間販売台数としても過去最高。『ボクスター』、『ケイマン』や『カイエン』の販売も好調だった。