フォードが「今年デビューする車の中で最も重要なモデル」と位置づけるクロスオーバー、『エッジ』の価格が発表された。前輪駆動のベースモデルで2万5995ドル、4WDモデルは2万7645ドル、と内容から見て競争力のある価格となる。
エッジはマツダ『6』、フォード『フュージョン』のプラットフォームから立ち上げた車で、乗用車感覚の強いクロスオーバーだ。エンジンは3.5リットルV6、パワーは265hp。ハイウェイ走行での燃費は1ガロンあたり25マイル前後と発表されている。
そのサイズ、価格帯からライバルとなるのはマツダ『CX-7』、ホンダ『パイロット』、日産『ムラーノ』、ヒュンダイ『サンタフェ』、サターン『アウトルック』、ビュイック『エンクレーブ』などである。
また、フルサイズSUVからの乗り換え需要を考え、フォード『エクスペディション』、同『エクスプローラー』などの顧客をつなぎとめるためのモデル、とも位置づけられている。
フォードでは少なくとも最初の1年、エッジをインセンティブなしで販売することを期待しており、エッジの販売動向はフォードの経営立て直し策に大きな役割を果たすことになりそうだ。