気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2006年9月14日付
●三菱が新車攻勢、再生へ北米立て直し課題(読売・8面)
●なくせ飲酒運転=飲んだら動かせない車、技術開発加速へ、メーカー−意欲(読売・34面)
●ガソリン値下げ機運 元売り2社キャンペーン 5−10円(朝日・10面)
●日産 生産1億台 記念式典(朝日・11面)
●日野自動車が来春韓国進出、欧州企業の販売網で(毎日・8面)
●日産・ルノー GMとの提携交渉正念場 資本提携こだわらず、小枝至・日産共同会長「実務レベルの協議考慮適切な結論」(産経・9面)
●フォード 人件費3割削減検討、ホワイトカラー職、対象(産経・9面)
●警察庁試算、駐禁対策で1800億円効果(東京・3面)
●「インド生産をスズキと協議」日産COO(日経・12面)
●三菱自動車、「豪州工場閉鎖を検討」現地メディアが報道12月にも(日経・13面)
●共同で独に販社、いすゞ・三菱商事(日経・13面)
ひとくちコメント
飲酒運転による死亡事故が多発している現状を受けて、自動車メーカー各社が「飲んだらエンジンがかからない車」の開発に本腰で取り組む機運が高まっているという。
13日付の東京夕刊1面トップで「日産自動車が、運転者の呼気からアルコールが検知されるとエンジンが始動しないなど、飲酒運転の防止装置を搭載した自動車の開発に乗り出す」と報じたほか、日経も同時に掲載。きょうの読売、朝日、産経なども「飲酒運転防止装置を搭載した車開発の機運が高まり始めた」(産経)などと伝えている。
たとえば、日産は「(1)運転席に取り付けたストローのような管に運転者が息を吹き込み、一定濃度以上のアルコールが検知されるとエンジンがスタートしない(2)酩酊(めいてい)状態だと正確に打ち込めないように、ケタ数の多い暗証番号を設定してエンジンがかからないようにする---などの装置搭載を検討する」(東京)としている。
自動車開発に安全対策は不可欠だが、メーカーがドライバーのモラルの問題まで気配しなければならないとは実に情けない。