6日のハンガリーGP決勝、赤旗無視によるペナルティで12番グリッドスタートのミハエル・シューマッハ(フェラーリ)。
苦しいレース展開ながらフェルナンド・アロンソが姿を消したあとは表彰台圏内を走り、アロンソとの差を一気に詰める絶好のチャンスにもかかわらず、最後にニック・ハイドフェルドと接触してマシンを降りたシューマッハがレース後感想を語った。
「もちろん、がっかりしたよ。最高のチャンスを目前にしながら、手にすることができなかったんだから。グランプリ全体もそうだったけど、決勝レースはとくにジェットコースターに乗っているみたいだった。結局スタート前と同じポジションに戻ったわけだけど、残りのレースはひとつ減った」
「ハイドフェルドに抜かれたとき、トラックロッドが壊れたんだ。でもこういったことは起こりうること。インターメディエイト(タイヤ)で残ることはリスクを伴うことだったかもしれない。でも僕はいつだってそう。そうやってトップに挑んできたからこそ勝てたレースも多い」
「残り5レース。すべてをかけてタイトル奪取を狙うよ」とシューマッハ。今回のハンガリーGPは、ルノーとフェラーリの4ドライバーでたったの1ポイントという珍しい展開に、チャンピオンシップ順位にはほぼ変動がなかった。