車のショックアブソーバーで知られるKYB(カヤバ工業)は、航空機メーカーのボーイングにも部品を供給しており、このほど世界最長航続性能の『777-200LRワールドライナー』のパーツに採用された。
KYBからボーイングへの部品供給の歴史は10年以上になる。ランディングギア(車輪、脚周り)、各種ロック、ブレーキ・アキュムレーター、テールスキッド・アクチュエーターなどに油圧シリンダーはじめ関連部品を供給している。
777-200LRは777シリーズ5番目の機種で、LRはロングレンジ=長距離の意味だ。商用機では最長の航続性能をもち、その距離は9240海里(約1万7445km。乗客301人と荷物を積載)。地球上のほぼすべての2都市間をノンストップで飛行できる。
777-200LRのデリバリーは、1月からパキスタン国際航空を皮切りに始まっている。