CDの交換が原因で3人死傷の多重衝突

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14日午前、奈良県奈良市内の国道25号で、渋滞中の車列に大型トラックが追突。車両6大が関係する多重衝突事故に発展した。この事故で最後部に位置していた軽乗用車が前の大型トラックとの間に挟まれて大破、乗っていた2人が死亡している。

奈良県警・高速隊によると、事故が起きたのは14日の午前11時50分ごろ。奈良市針町付近の国道25号下り線(通称:名阪国道)で、渋滞によって発生した車列の最後部にいた軽乗用車に対し、後ろから走ってきた大型トラックが激突。前方のクルマを次々に押し出し、結果として車両6台が関係する多重衝突事故に発展した。

この事故によって最後部に位置していた軽乗用車は、前にいた大型トレーラーとの間に挟まれ、底部に潜り込むようにして大破。運転していた36歳の女性と、同乗していた34歳の女性が全身強打で間もなく死亡。大型トレーラーを運転していた69歳の男性も左足の骨を折る重傷を負った。

警察では大型トラックを運転していた31歳の男を業務上過失致死傷の現行犯で逮捕したが、男は調べに対して「カーステレオのCDを交換している際に突っ込んでしまった」などと話しているという。

現場は針インターチェンジ近くで、片側2車線の直線区間。事故によって1車線が一時通行止めとなり、下り線は現場を中心に最大約8kmの渋滞が発生。周辺の道路にも影響が出た。

《石田真一》

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