13日に幕張メッセで開幕した「CONET2006」(建設機械と施工技術展示会)で、来場者の人気になっているのが「千葉県地震体験車」だ。
いすゞ『エルフ』の荷台を改造したもので、震度2−7の地震が体験できる。しかも、関東大震災や阪神・淡路大震災など8種類の地震を再現できるそうだ。ちなみにこのエルフは改造費を含めて4000万円。
この機会に体験をという人が後を絶たず、「初日は280人が体験し、2日目は集計していないがそれ以上です。土日はおそらく相当な数の人が来るんではないですか」と担当者。
しかし、いざ関東大震災の地震を体験してみると、とても立てる状況ではなく、顔から血の気がひくほどである。これが突然やってくると思ったら、ぞっとした人も少なくないに違いない。
千葉県ではこの地震体験車の他に「ちば衛星号」という衛星車もすぐ横に展示している。こちらの方は通信設備にお金がかかり、2億円のエルフになったそうだ。「いつでも出動できる体制で、いわし博物館の爆発やタンカー座礁の時など、現地にすぐに飛んでいき映像を送ったんですよ」と担当者は語る。
千葉県ではこれらのクルマをイベントなどに出展し、来場者の防災意識を高めようとしている。
CONETは16日まで。