現状では最高スペックともいえるパソコンを使い、CADデータからクルマの外観を再現していくスズキの商談支援システムを体感してみた。
現在は『SX4」、『スイフト』、『MRワゴン』の3車種を試すことができる。車種選択からコンピューターグラフィックによってクルマのエクステリアが描画されるまでには多少の時間を要するが、これは車体外観を表示するために必要なデータの読み込みを行っているからだという。元となるデータはCADのもので、これによって正確に描画することが可能となっている。データの総容量は1車種あたり1GB程度とのことで、かなり重いデータを読み込んでいることになる。
専用のタッチペンを扱うことで、視点位置を自由に変えることができるが、これもタイムラグはほとんど感じさせない。車体色や背景、昼/夜モードの切り替えも可能。オプション品を装着した場合にはそれが描画されるクルマにも反映され、追加したものについては星印で表示され、差異がわかりやすくなっている。
インテリアについては写真がベースとなるが、これもオプション品を足した場合には画像が切り替わって反映されるので、イメージとして把握しやすい。
カタログを読んだだけではわからない、口頭での説明でも伝えにくいハイテク関係の機能については、音声解説付きの動画で紹介されるようになっている。ESPや4WDの動作状況などは推移も再現されるので非常にわかりやすい。