トヨタ自動車は、アジア地域の生産事業を支援する組織として、タイにトヨタ・モーター・アジア・パシフィック(TMAPタイ)を設立したと発表した。
トヨタはすでに、アジア地域のマーケティング・販売オペレーションを支援する組織として2001年にシンガポールにトヨタ・モーター・アジア・パシフィック設立しているが、今回、TMAPタイの設立により、製販それぞれの支援体制が整うことになる。
TMAPシンガポールとTMAPタイは、アジア各国の生産・販売拠点と密接に協力しながら製販一体の事業運営に取り組み、両社の社長には、トヨタ佐々木良一常務役員が就任する。
TMAPタイの設立は、アジア地域における生産・供給ネットワークの拡充を図るとともに、生産拠点それぞれの活動をさらに強化していくことが狙い。新会社は、アジア地域のトヨタの生産拠点に対し、生産、生産技術、調達、物流、品質保証などの業務について、迅速かつ効率的に支援を行っていく。
新会社の会長を務めるトヨタの岡部専務は「TMAPタイ、TMAPシンガポール、2005年にトヨタの開発拠点としてタイで事業を開始したトヨタ・テクニカル・センター・アジア・パシフィックが密接に連携し、アジア地域の開発・生産・販売業務を一体化させる」としている。