スマート、ついにアメリカ上陸?

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ダイムラークライスラーはアメリカ現地時間の27日、スマートブランドを2007年から正式にアメリカ国内で販売することを発表する予定。

結局同社が計画していたスマート『フォーフォー』という4人乗りの導入は見送られ、2人乗り『フォーツー』のUSバージョンとなるもよう。当初はニューヨーク、ワシントンDC、ボストン、サンフランシスコ、シカゴ、ロサンゼルスという大都市圏での販売となる予定。 

これまでスマートを巡ってはダイムラークライスラーの姿勢は二転三転していた。最初はスマートのサイズが北米市場には小さすぎる、と4人乗りバージョンの投入を考えたが、一足先に導入したカナダでは2シーターが予想を上回る売れ行きを見せた。またアメリカ国内でも、独自に並行輸入車を改造して販売すると発表したZAP社に、注文が殺到した。

またディーラーに関しても、当初はメルセデス内にスマートのディーラー網を自ら築き上げる計画だったが、大都市圏で人気の高い大手ディーラーに販売を任せる方針で、現在のところ最有力候補と見られているのはオートネーションだ。

ところでアメリカ国内での価格だが、現在ZAPが販売しているのは1台2万5000ドルほど。しかしダイムラークライスラーからの販売価格は1万7000ドル程度になるという予測もあるし、販売台数を増やすために1万2000ドル程度の価格になると予想する向きもある。

『MINI』(ミニ)の継続する人気からミニカーブーム到来もありえるとされる来年以降のアメリカ市場。スマートは市場からどう評価されるのだろうか。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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