BMWジャパンは、BMWのプレミアムブランドとしての価値を顧客に訴求する市場攻勢の一環として、BMW製品に関するディーラースタッフ向け研修を行う施設「BMWグループ神戸トレーニング・センター」を、輸入車メーカーとしては初めて西日本に建設すると発表した。
14日神戸市と土地の譲渡契約を締結した。「BMWグループ神戸トレーニング・センター」は、2007年初頭からの利用開始を予定しており、西日本に立地するBMW、MINI、BMWモーターサイクルの正規ディーラーのセールス及びアフターセールス・スタッフ向けの研修を行う。
同社のヘスス・コルドバ社長は「2000年以降、製品攻勢を進めており、製品ラインナップが大幅に拡充されており、正規ディーラーのスタッフに対する研修の回数も、大幅に増加している。昨年、BMWは、J.D.パワー・アジアパシフィックによる昨年の顧客サービス調査において110ポイントを獲得し、第1位に輝いたが、これを更に伸ばしていくため、ディーラーネットワークの西日本をカバーする研修施設の建設は急務」と述べた。
BMWグループの研修は、現在は主に千葉県幕張の研修施設で行っているが、同社の製品ラインアップ拡充や技術習得要件の高まり、西日本地域での販売強化のため、同地域に根ざした施設が必要と判断した。西日本各地からの利便性等を考慮して、神戸に決定した。
BMWグループ神戸トレーニング・センターでは、BMW、MINI、BMWモーターサイクルのアフターセールスの技術系及び非技術系研修をはじめとして、セールスマンの販売プロセスの研修や、ディーラー各社の経営陣に対するマネージメント研修など、多岐にわたる研修を実施していく。年間の延べ参加人数は9000人を超える規模を想定している。