BMW、石油会社TOTALと協力して水素自動車普及

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BMW、石油会社TOTALと協力して水素自動車普及
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BMWと石油会社のTOTALは、今後密接に協力し、自動車のエネルギー源として水素を推進していくことで合意したと発表した。両社はTOTALが2007年末までにヨーロッパで3カ所の水素給油所の営業を開始し、BMWの水素自動車の市場導入を支援するという合意書に署名した。 

両社はすでに、ベルリンで水素燃料の実証試験を協力して行っている。ドイツ連邦政府後援のクリーンエネルギー・パートナーシップ(CEP)ベルリン・イニシアチブに参加し、今年3月からTOTALは従来のガソリンスタンドに水素ステーションを併設して営業を開始した。このステーションはTOTALが2002年からベルリンで営業しているパイロット・ステーションの代わりとなる。

TOTALは年末までに、BMW研究開発センターに近いミュンヘンのデトモルド通りに公共水素ステーションを開設する予定。ヨーロッパで3つ目となる公共水素ステーションの設置場所は、数週間以内に決定される予定。
 
BMW AGの開発及び購買担当役員のブルクハルト・ゲッシェル教授は「適切な水素基盤の設立と並行し、BMWグループは水素自動車の導入を一貫して推進していく。現在は市販車両の開発段階にあり、2年以内に『7シリーズ』の水素仕様をご紹介できる」としている。

《レスポンス編集部》

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