神様はブラジル人…ワールドカップ 優勝は決まっている

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神様はブラジル人…ワールドカップ 優勝は決まっている
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サッカーファンにとって眠ることの許されない6月がやってくる。ワールドカップの優勝最有力候補はなんと言っても「マジック・カルテット」を擁するカナリア軍団ブラジルだ。

「1億8000万人の国民全員が代表チーム(セレソン)の監督である」とも言われるサッカー王国では、つい最近もマフィアが市街地で連続テロ行為を仕掛けて150名を超える死者を出す緊急事態になったというのにサッカーの試合が中止されることはなかった。彼らは口々に「神様はブラジル人なのだ」と言う(そういうタイトルの映画もある)。その理由を尋ねると、「だって、社会がこんなに混乱していても僕らはこんなに幸せじゃないか」という驚嘆すべきポジティブ思考な答が返ってくる。

(本物の)代表監督にとって大きな支えとなるよりは、どちらかと言えば大きなプレッシャーとなることが多いブラジル国民の存在であるが、今年のワールドカップに関しては実に楽観的だ。なんでも、「すでに優勝することが運命づけられている」からだそうだ。

彼らの言い分はこうである。1982年を中心にして、12年前(1970年)と12年後(1994年)にブラジルは優勝しており、20年前(1962年)と20年後(2002年)にも優勝している。この「図形」は「左右対称」を成すように運命づけられており、24年前(1958年)にも優勝しているブラジルが24年後となる2006年に世界の頂点に立つことはキックオフ以前に決まっていると言うのである。

さらに、この「図形」は1958年から2006年まで13大会を数えることになり、現代表チームでテクニカル・コーディネーターを務めるザガロ氏のラッキーナンバーは「13」なのだから「まちがいない!」とのことである。

もしこれが本当に「神の思し召し」だったとしたらブラジルは今年も優勝するのだろうけれど、1954年以前の大会では1度も優勝したことがないのだから、2010年以降はもう2度と優勝できなくなるということだろうか。ただ、それはそれで、まただれかが新たな「宿命説」を持ち出してやっぱりブラジルが優勝することにしてしまうのだろう。なんてったって「神様はブラジル人なのだ」から。

筆者紹介:高木耕(たかぎ・こう)---神田外語大学専任講師。過去にマラカナン・スタジアムに100回以上通ったことと、テレビでビスマルク選手の通訳をしたこと、通訳として参加したあるイベントでキーパーをやらされ、当時小学6年生だった伊東輝悦選手にゴールを決められたことがあるのが自慢。大学ではポルトガル語を教えているが、学生にジーコ監督の物まねを仕込んで喜んでいる。3度のメシより好きなサッカーでメシを食っていくのが未来の夢。

《高木耕》

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