ブリヂストン、カーボンブラックを生産する工場をメキシコに建設

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ブリヂストンは、世界的なタイヤ工場の拡充に伴い、需要が増加している高品質カーボンブラックの安定供給を目的に、メキシコにカーボンブラック工場を建設すると発表した。

新工場は、同社グループの100%出資で、2005年9月に設立したメキシコ・カーボン・マニュファクチャリング・エスエイ・デ・シーヴイが事業運営する。

総投資額は約8100万米ドル(約89億円)で、生産開始時期は2008年6月の予定。生産能力は年産約3万5000トン。

今回建設する工場は、日本とタイに続き、ブリヂストングループにとって、3番目のカーボンブラック生産拠点となる。

同社では、従来からタイヤや多角化製品の製造に必要な原材料の生産拠点確保を推進している。合成ゴムについては、米国の既存工場に加えて、中国に新工場を建設中。また、スチールコードは、日本、米国、イタリア、タイおよび中国の5カ国で生産し、天然ゴムは、インドネシアとリベリアに天然ゴム農園を保有している。今回、メキシコに新たにカーボンブラック工場を建設することで、更なる原材料供給体制の強化と安定化を図る。

《レスポンス編集部》

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